
大垣旅行記
10.May.2015
大垣からローカル路で行く!養老巡りの旅(前編)
養老鉄道に揺られ、大垣市から養老町へと行ってまいりました。
水がお酒になったという伝説を持つ養老の滝。
有名な居酒屋チェーン店の名前でもあり、ご存知の人も多いのでは。
実は養老というのは個人的にすごく縁のある地名だったりします。
なぜなら、わが家で毎日飲んでいる水が「美濃 養老山地の奥しみず」というミネラルウォーターなんです。
いろんな水を試してきましたが今のところ一番飲みやすくてずっとリピートしています。
そんなこともあり、養老町へ行くのがすごく楽しみでした。
JR 大垣駅に隣接する養老鉄道の大垣駅から桑名行きに乗り、養老駅を目指します。
この養老鉄道は日中は自転車と一緒に乗ることができる「サイクルトレイン」を運転しています。
( 9:00 前後から 14:30頃まで。)
実際、地元の学生とおぼしき子が自転車を持って乗り込んできたのに驚きました。
車両内が対面式のベンチシートだからできるのね。
大垣駅を出てしばらくすると田園風景が見えはじめ、広々とした景色が美しくて心が落ち着きます。
ガタンゴトンと心地よい揺れと共にのんびりと走るローカル線は
電車好きでなくとも心身ともに癒されること間違いなし。
途中の駅には「無人駅では着駅で料金をお支払いください」といった内容の看板を見つけたりして
田舎のおおらかさといいましょうか、そんな雰囲気にも和みます。
そんなこんなで、電車に揺られること 20 分ちょい。あっという間に養老駅に到着。
養老駅にはひょうたんがいっぱい。さすが養老の滝伝説の地。
趣のある駅舎は大正時代に建てられたものとのこと。
桜が満開の時期だったらそれはそれは絵になるでしょうなぁ。
ちなみに養老鉄道は 1 時間に 1 本間隔での運行。
帰りの大垣行きの時刻表をだいたい把握したところで養老公園へと向かいます。
前日までは天気がグズグズとしてましたが、当日は徐々に晴れ間が出て、養老駅に着いた頃には晴天に!
天気を味方につけ、養老の街にも歓迎されているようで嬉しくなります。
こういう街灯(?)とか、いちいちいい味出してる。
養老駅を背に、ずんずん坂を登ること約 10 分。
養老公園の入り口に到着して驚いたのは、公園がとにかく広いこと!
養老の滝へも行きたかったのですが、計画を立てた段階で公園から徒歩 30 分もかかることを知り、
今回は時間を考えて断念。
滝は残念でしたが、広大な公園を目の前にしたらその選択が正解だったかもと安堵。
だってこんなところだから↓
ばーん。見よこの広大さ。
これほんの一部。とにかく広い。そして人がいない。
養老駅同様、養老公園も桜が満開の時期ならさぞ見事であろうという場所でした。
わたくしは何もない場所というのはとても贅沢な場所と思っています。あ、皮肉ではないですよ。
いろんな情報、たくさんの人や物で常に身の回りは過剰なまでにあふれかえっている現代の生活。
まま、豊かな証拠でもあるのですが。笑
でもたまにはこうして自然豊かで空気もきれいな、静かで心落ち着ける場所まで足を運ぶ。
そして何もせず、何も考えずに気分をリフレッシュ。
うーん、すごく貴重なひとときだと思うんですよねぇ。
この公園は芝生や植木が丁寧に刈られており、
木のベンチやトイレなどの施設も清潔で手入れが行き届いているところも素敵ポイント。
天気の良い日にお弁当を持ってピクニックなんて過ごし方も良さそう。
ここなら小さなお子さんもめいっぱい走り回って遊べます。
むしろ広すぎて子供を追いかける親が大変かもと思ってみたり。笑
時間が早かったのか、空いてるお店がまばらでしたが地ビールなんかも買えちゃいます。
休みの日に昼間からビールで乾杯なんて、これぞオトナの醍醐味であり、贅沢であり、ご褒美でもあり。
そしてここもよかった!の展望台。
街を一望!高台からの眺めはすごくよかった。なんと名古屋のセントラルタワーズまで見えた。
ここでほかのグループ発見。
おじいさまおばあさまたちが公園内の野鳥を観察しているようで、何羽いるかを数えてました。
確かにずっと小鳥のさえずりも聞こえてる。
あーほんとに気持ちの良いところです。
(つづく)